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第四回「国際協力・開発を英語のソースで勉強する会」ー貿易の自由化が途上国にもたらす影響 <前編>利点

 2011年7月27日

こんにちは。
先日、7月16日に勉強会の第四回目がありました!

テーマは「貿易の自由化が途上国にもたらす影響」
扱った記事はこちら。“Free Trade Isn’t Helping World Poverty”(Ian Fletcher) (自由貿易は世界の貧困を助けていない)

今回の記事は、貿易の自由化反対派の内容だったので、記事を読む前に、参加者で「貿易の自由化によって、途上国にとってどんな利点があるか」を考えてもらいました。この<前編>では、利点について、<後編>では記事の内容と悪影響についてまとめます。

貿易の自由化の利点

    市場が開拓される

  • ある国で作っているものを売る先が増える→その国に入ってくるお金が増える
    発展の一手段である貿易がしやすくなる

  • 工業化をするにあたって、その国だけだと国際競争力がない/その国だけで発展することは不可能に近い→発展の手段の一つが貿易→貿易を促進するために不可欠なのが貿易の自由化→貿易が促進され、輸入依存とかから輸出志向も生まれていく
    輸入代替

  • 輸入代替”(はじめは輸入していたものを、徐々に自国で生産できるように、技術力とか生産力とかを上げていって、本来輸入で補っていたものを国内で生産して、最終的には輸出できる形にする)
    →こういうことが結果的に国の経済発展につながる
    技術が入ってくる

  • そこに関税の障壁などがあると、技術がちゃんと入ってこない
  • 途上国ははじめ技術が無いから、自国の製品を安く売っているが、それがキープされてしまうと、技術が発展していかない/モノカルチャーから抜け出せない
  • 国によって、産業の発達具合が全くちがうから、自由化のメリットデメリットも様々
  • ベトナムは今、工業化までには至っていなくて、農業などに頼っている。ベトナムが発展しようとすると、外資から技術を移転してこなければならないが、ベトナムの産業は国際競争力がなく、自国の産業が育たない分外資に依存していて、国内に貯蓄がたまらないという現状。貯蓄がたまらないのに外資がひたすら投資を続けていて、自国の産業がいつまでも発展しない。
    →貯蓄をためなければならない。

    国際競争力がつく

  • 例えば途上国から日本にものを売ろうとしたときに、ただ安いだけだと売れなかったりする。そして、その経験から、「あ、こういうこともやっていかなければいけないんだ」という学びを得ることができるとすれば、それを通して産業が強くなっていくということがあるのかも。
  • 輸出するから、国際社会で勝てるものをつくっていかなければならないとなって、その製品が国際競争力を持つようになる。
    貿易を自由化したことで貧困が減る?!

  • 近年(1980年代に)貿易を自由にした国の例として、インド、ベトナム、ルワンダがあり、それらの国は、1980年代に経済をオープンにしなかった国よりも、早く発展していて貧困も減っているという資料。
  • 貿易で経済力が強くなったという側面と、国内の市場を開拓したから外国から信用してもらって投資が増えたり、支援してもらえるようになったりしたという側面がある?

    輸出できることのメリットはあるが、輸入できるようになることのメリットはあるのか

  • 途上国にとって関税をなくすことはとりあえず問題ないが、もともと先進国は自国の産業を保護するために関税をつけて保護しているから、先進国にとってのメリットはあまりないんじゃないか。
  • 貧しい国はわりと原料を輸出して製品を輸入という形が多いのが現状?
  • 輸入するものにもよる。最終製品を輸入するのか、最終製品にするための部品を輸入して自分たちで加工するのか、加工するための工具を輸入するのか。

    →日本だと電動ドライバーを当たり前に使って作業するけど、途上国だときっと違うんじゃないか?
    →だから、そういった工具とかを輸入することで得られることがあるのかな。

  • 開発的に良いかどうかは別として、単純に暮らしが豊かになるようなものが入ってくる可能性はある。
    →例えば、BoPビジネスとかで、シャンプーを小分けにしたから買えるようになったとか、単純にその地域に住む人の願いを叶えたという面はある。
  • ベトナムは、東南アジアのなかで2,3番目に石油とかがあるらしい。ただ、ベトナムの産業基盤自体ができていないから、天然資源を輸出して、最終品を輸入している。加工できれば自国から製品として輸出できるのに、技術とか基盤が無いから、輸出せざるを得ない
    →ベトナムの場合だとあまり輸入のメリットはないのでは。
  • 輸入することで、違う世界のことに触れることになる→価値観が広がる。人の考えが豊かになったりする。


まとめ

貿易が自由化されると、途上国は輸出がしやすくなり、経済が活性化する。輸入依存のかたちから輸出志向が生まれてくる。輸出をすることにともない、製品が国際競争力を持つようになったり、生産力が高まったりする。技術が入ってきやすくなることで、産業が発展していく。


つづく

<後編>にて、本題に入ります!

※内容はあくまで、勉強会で話し合われた内容です。事実かどうかを確かめていない内容も含まれていますが、ご了承ください。





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