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第2回映画鑑賞会ブラジル編~City Of God~

 2011年10月17日

こんにちは。

10月8日(土)にワールドカフェ&バー INSTEP LIGHTにて2回目の映画鑑賞会を行いました。
(ちなみに前回はシエラレオネを舞台にしたBlood Diamond を鑑賞しました。

cityofgod 今回鑑賞した映画はCity Of God。
「 60年代後半のブラジル、リオデジャネイロ郊外の公営住宅「シティ・オブ・ゴッド」に 集まった貧しい少年たちは、強盗、殺人にも手を染めるチンピラばかり。その中でも写真家を夢見る少年ブスカペ、ギャングのボスを夢見るリトル・ゼ、恋人との幸せな生活を夢見るベネらをクローズアップし、

彼らの成長していく様を、60年代後半、70年代、70年代後半の3パートでつづったバイオレンスな青春ドラマ。(amazonより)

ということで、
今回はこの映画を見て、
参加者のみなさんとお話して感じた、
ポイントとなるだろう部分をまとめたいと思います。


ギャングが平和をつくる?

映画の中心となるギャング。ギャングと聞くと、「いなくなるべきだ」と思ってしまいがちですが、強大なギャンググループがある区域を占拠することでその地域が安全になったシーンが描かれていました。「自分たちの区域では人殺しや強奪はさせない」といったルールを作り、他の悪行を行う集団を取り締まるからです。

占拠しているギャングたちが何か悪さをしないのか?というと、一般の人々には基本的には手を出さず、ドラッグビジネスによって金を稼いでいるだけのようでした。
そこで莫大なお金が生まれるので、仕事のない人たちもギャングの仕事が上手く回っている間は生活していくことができます。グループのリーダーはその区域の人たちに慕われ、(表面的かもしれませんが)平和が訪れていたように見えました。

ちょうど先日、日本最大の暴力団、山口組の組長のインタビューを読んで、この構図は十分にありえる話なのだと思っています。

 山口組を今、解散すれば、うんと治安は悪くなるだろう。なぜかというと、一握りの幹部はある程度蓄えもあるし、生活を案じなくてもいいだろうが、3万、4万人といわれている組員、さらに50万人から60万人になるその家族や親戚はどうなるのか目に見えている。若い者は路頭に迷い、結局は他の組に身を寄せるか、ギャングになるしかない。それでは解散する意味がない。ちりやほこりは風が吹けば隅に集まるのと一緒で、必ずどんな世界でも落後者というと語弊があるが、落ちこぼれ、世間になじめない人間もいる。われわれの組織はそういう人のよりどころになっている。
((上)全国で暴排条例施行「異様な時代が来た」)


平和を壊すのもまたギャングだった

一時期はギャンググループがコミュニティを統制し、平和が訪れていたスラム。しかしながらそれは長く続きませんでした。一度気にくわないことがあると、それが火種となって争いが始まります。映画の後半にはギャングに家族を殺された男が2番手のギャンググループに入り、2つのギャンググループの長い抗争が始まります。たくさんの人が死にました。たくさんの子供たちも争いに加わり、命を失いました。


人だからこそ争いはなくならない

人殺しは基本的には許されないことだと思います。人としてよくないことだと、多くの方が感じていること。でもぼくがこの映画で感じたことは、「むしろ人だからこそ、争いが起こる」ということです。家族が殺されたから。友人が殺されたから。そういう個人的な感情が大きな争いに発展していく。武器が簡単に手に入る状況で、人の死が近くにある環境で、人が人らしくいる結果なのではないかと、思ってしまったんです。


貧困、飢餓、病気、教育不足だけじゃない、国際協力

この映画を見て、いわゆる国際協力(とくに学生の間で)で解決するテーマとしてよく挙がる貧困や飢餓、病気、教育不足などだけが問題なのではないということを改めて感じました。紛争や戦争は最早個人で手に負えるレベルを越えてしまっているということは否定しようのない事実だと思いますが、その存在は忘れないようにしなくては、と思っています。テーマとして、どうしようもなく重いですけれど。


今のブラジルはどうなの?

今回はブラジルに留学していた経験のある@jumpeism_agg くんにも参加していただいてお話を聞いたのですが、この映画で舞台となってスラムは一般の人たちは入れないようになっているそうです。
だからスラムの状況はわからないようですが、「この映画は時代も古いですし、あくまでブラジルの一部でしかない。ブラジルはいいところですよ。」ということでした。なかなか過激な映画なので、それがブラジルのすべてではないということだ、念のためお伝えしておきます。人間味のある素敵な国ですよ。

ただ、このスラムの問題に関しては、普通の人たちは特に関知していないそうです。知っていても知らないふり。日本にもありますよね、見て見ぬ振りをしてしまっていること。改めて日本にもたくさんの問題が山積みなことを思い返しました。


最後に

脈絡なくポイントとなりそうなことを箇条書き的にまとめてみました。
いかがでしたでしょうか?

ここであげた他にも、印象に残るポイントはたくさんある映画だと思います。
「人も殺したし、薬もやった。だからぼくは大人だ。」そんな小さな子どもの台詞だとか。。。

世界にはまだ知らないことがたくさんあります。
素敵なところも、良くないんじゃないかと思うことも。

そういったことを知る最初のステップとして、映画という素材は最適です。
目や・耳、頭に残りやすいですし、数人と鑑賞することで感じたことや考えたことをそのでシェアすることもできます。
もちろん一部分を切り取っただけではありますが、みなさんにもお勧めしたいです。

STONEではこれからも定期的に開催していきますので、
お時間のある方はぜひ!

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