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【2013年読んで良かった!】STONEメンバーが選ぶ途上国に関心のある人のための15冊

 2013年12月28日


STONEぬのいです。
年末ですね。いかがお過ごしでしょうか。そして2013年、皆さんにとってどんな年でしたでしょうか。

この一年の振り返りの時期に、STONEメンバーが2013年に読んで良かった本を紹介したいと思います!

STONEは今、途上国に関心のある人が一緒に学べるようなゼミ・ラボのような存在を目指して活動しておりますが、「一緒に」学ぶ事の意義は、やはり色んな分野に興味のあるひとが集まることで学び自体に深みや広がりが生まれてくることだと思います。
途上国に関心を持つひとというのは、そのきっかけも様々ですし、それぞれの人にとっての「今」のホットトピックスも全然違うと思います。そういう全然違う人たちが集まるからこそ学びはもっと楽しくなる!と信じています。
幸運なことにSTONEのコアメンバーはバックグラウンドも、今取り組んでいることも様々です。

そんなそれぞれのメンバーがお勧めする本をぜひチェックしてみてください。
そしてまずは関心の近いところから読んでみるもよし、全然新しい分野に挑戦してみるもよしだと思います!



今の興味分野は歴史だという織田君からのおすすめ

銃・病原菌・鉄

コメント:この世界がどうのように変わってきたのかを教えてくれる一冊。幾多の文明・国が発達し廃れていったその理由を知ることができます。


世界史をつくった海賊

コメント:大航海時代の海賊について書かれています。ヨーロッパの国々と他の国々がどのようにして繋がっていったのかが分かる本。言い換えれば、植民地支配に至る過程を教えてくれるということになります。


資本主義の嫌いなひとのための経済学

コメント:途上国の問題に興味を持った人が一度は嫌うであろう資本主義について、分かりやすく説明してくれる本。経済学を食わず嫌いしている人におすすめします。

関連記事:フェアトレード批判、フェアトレードの問題・デメリットについて考える(フェアトレードのおかしな真実を読んで)




BoPビジネスや適正技術に関心を持っている中村君からのおすすめ

世界とつながるビジネス-BoP市場を開拓する5つの方法-

コメント:UNDPが書いたBoPビジネスの本で、特に開発援助効果に資する部分やそのためのビジネスの方法など、数々の具体例とともに載っており、BoPを考える上で非常に参考になります。


世界は貧困を食いものにしている

コメント:世間では評価を受けているマイクロファイナンスの裏の部分の実態に迫った内容で、マイクロファイナンスに対する見方が変わります。


途上国の人々との話し方-国際協力メタファシリテーションの手法-

コメント:途上国の人々にインタビューするときや、生活に関わる際に気をつけるべきことなどが書かれており、フィールドワークの前には必ず読み返しておきたい本です。途上国での生活が身近でない場合、イメージが難しいかもしれませんが、一読しておくと非常に参考になると思います。



大学院で開発経済学を専攻している永島君からのおすすめ

世界最悪の紛争「コンゴ」

コメント:国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の職員として、紛争の続くコンゴ民主共和国東部に派遣された著者が、紛争の長引く要因や複雑化する情勢を現地の経験を盛り込みながら綴った書。国連機関で働きたいと思っている人へのメッセージもある。


Development Economics: From the Poverty to the Wealth of Nations

コメント:日本における開発経済学の権威であった速水佑次郎先生が書いた教科書。人口成長と経済成長の関係や、特に専門であった「技術革新は経済の状態や必要により誘発される」といった考え方に詳しく、開発経済学を専攻したいと思う学生には良書。


飢饉の理論

コメント:1999年ナミビアの研究所などでの研究や、アフリカ各国の政府のアドバイザーなどを勤めた筆者が、飢饉はなぜ起こるのかについてまとめた書。前半の理論部分と後半の実証部分に分かれており、食料生産が戦後飛躍的に伸びたにもかかわらず飢饉がなくならないことを深く考えたい人におすすめ。


Famine, Conflict and Response: A Basic Guide

コメント:テーマは飢饉ながら、こちらは東欧・旧ソ連地域で災害援助などを行っていた著者が、紛争下での飢饉がなぜ発生するのか、どのような解決策があるのかなど、理論よりも実践を題目においてまとめた書。経済学的な考察も多いものの、現場で働く側の視点から見えるものも多い。


Blue Sweater(日本語:ブルーセーター 引き裂かれた世界をつなぐ起業家たちの物語)

コメント:従来型の投資や貧困対策の限界を感じた著者が、「忍耐強い投資」によって低所得国の問題解決をめざす「アキュメン・ファンド」を作り、活動していく様子を綴った自伝。

関連記事:世界の「貧」と「富」をつなぐ投資、”Patient Capital Investment”とは




大学で開発経済を勉強し、ビジネスにも関心を持っている阿部君からのおすすめ

テキスト国際開発論 貧困をなくすミレニアム開発目標へのアプローチ

 

コメント:この本はMDGsの現状と課題を客観的にとらえようとする試みにより書かれたもので、国連やNGO等による国際協力について明快に解説されています。

関連記事:ミレニアム開発目標の達成状況は現状どうなっているのか


日本企業のBOPビジネス

日本能率協会マネジメントセンター
発売日 : 2011-09-23

コメント:この本は各企業のBOP担当者が書いた文章をまとめて掲載しています。第一人称の視点で事例をとらえられる反面、やや自讃的な面もあります。後半では日本企業とBOPビジネスについての考察が掲載されています。



もっぱら経済学を学びたいと思っているぬのいからのおすすめ

経済学に何ができるか – 文明社会の制度的枠組み

コメント:途上国について学びを深めていくと私の場合はある時点で経済学との交わりを実感しました。そして2013年は私にとって経済学あるいは資本主義について考える年でした。現代の経済政策を支えるのはもちろん歴史の中で培われてきた経済の基本的な理論というものがあるわけですが、そうした基本的な経済学の考え方を現代の問題と照らし合わせながらわかりやすく紐解くとともに、タイトルにあるように経済学の役割を考えるような内容になっています。例えば、「なぜ所得格差が問題なのか」や、貧困のメカニズムについてもわかりやすく解説しています。

関連記事:途上国における過剰都市化とスラム – 貧民たちはどこに住んでいるのか


資本主義という謎

コメント:私はこの本を読んである種の絶望的な気持ちを抱きました。現代の世界で支配的であるこのグローバルな資本主義は必ず行き詰まる。最後のフロンティアがなくなり、世界中で成長なき時代を迎えるとき、我々はどうすれば良いのか、あるいは、そうならないためにどうするべきなのか。そこに答えを提示してくれるわけではありませんが、発展途上国の「開発」を考えるというときにも必ず向き合わなければならない問題について考えるきっかけを提供してくれるでしょう。


経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える

コメント:こちらも経済学の入門としておすすめの書です。なぜどのように今の世界は形成されてきたのかを理解するのに役立ちます。難しい内容が苦手という方にも、最後まで挫折せずに読める内容になっていると思います。一番上で紹介されている「銃・病原菌・鉄」と並ぶベストセラーとも言われています。




途上国に関して学びたいけど、なかなかどこから始めて良いかわからないという方、年末年始で時間のある方、まずは一冊読んでみてはいかがでしょうか。良ければ、ブクログでSTONEの本棚をチェックしてみてくださいね。


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