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【ニュース深読み】セレカとアンチバラカ 中央アフリカの宗教対立について

 2014年3月12日



中央アフリカでのニュース記事(IRIB World Serviceより)

中央アフリカでのニュース記事(IRIB World Serviceより)

こんにちは。STONEおだです。今日は中央アフリカにて起きているキリスト教徒とイスラム教徒の抗争に関する記事、中央アフリカのイスラム教徒殺害に対する国連の警告 – IRIB World Serviceを読みました。恥ずかしながら私個人としては追っていなかった話でして、ニュースを読んだだけではよく分からなかった部分を少しだけ調べたのでご紹介します。

セレカ(seleka)とアンチバラカ(anti balaka)

今回の抗争を理解するにあたっては、セレカ(seleka)というイスラム系の組織とアンチバラカ(anti balaka)というキリスト系の組織を押さえる必要があります。セレカはサボン語で連合や同盟などという意味ではあるのですが実態は反政府武装組織で、当時の大統領であるフランソワ・ボジセ政権に対してのクーデターという形で首都であるバンギを制圧しました。その後、中央アフリカ初のムスリム大統領Michel Djotodiaが登場しセレカは表向きは解散しましたが、事実上戦力は温存されているようです。アンチバラカは、そのようなイスラム教徒に対しての抵抗勢力として新たに登場したのがアンチバラカと呼ばれるキリスト系武装組織です。

宗教と政治の問題が絡む抗争の悪循環

2012年12月、当時の中央アフリカ共和国大統領であるフランソワ・ボジセが2007年に結んだ和平合意(?)を順守しなかったそうで、それに対する反発がセレカのクーデターの根本的な原因だそうです。現状はそこから発展して宗教対立の様相を呈していますが、宗教的な対立や民族浄化という考え方が最初から存在していたわけではなさそうです(もちろん、元々キリスト教徒の方が人口としては多く存在しており、イスラム教徒はどちらかというと周辺に追いやられていたという事実はあったでしょうし、だからこその和平合意だったのだと思います。)インドとパキスタンの対立なども同様に単純な宗教対立とは言い難い歴史がありますので、中央アフリカの件についても一足飛びで宗教対立だと語るのは早計ではないかと考えています。

日本語と英語の情報量の差が歴然
まだまだ調べ不足で私自身分からないことも多いため、引き続き調べて行けたらと思いますが、今回調べていて驚いたのは日本語と英語の情報量の差です。下記スクリーンキャプチャをご覧ください。

seleka africaで検索した際のヒット数

seleka africaで検索した際のヒット数


セレカ、アフリカと検索した場合のヒット数

セレカ、アフリカと検索した場合のヒット数(セレカと検索すると銀行のカードか何かが出てくる)


anti balakaと検索した際のヒット数

anti balakaと検索した際のヒット数


アンチバラカと検索した際のヒット数

アンチバラカと検索した際のヒット数


「seleka africa」で検索すると1,370,000件のヒットに対し、「セレカ アフリカ」で検索すると7,390件しかヒットしません。しかもセレカは静銀のカードローンの名前でもあるらしく、実質的なセレカに関するヒット数はもっと下がるでしょう。アンチバラカも同じような現状です。日本語の情報が少ないということは私たちSTONEが調べる価値があるということだと思っていますので、引き続き本件については調べていきます。


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