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フェアトレードラベルについての再考

 2014年3月21日



こんにちは。STONEおだです。昨年12月にフェアトレード批判、フェアトレードの問題・デメリットについて考える(フェアトレードのおかしな真実を読んで)という記事を書き、今年2月にフェアトレードのモヤモヤを解消しより理解を深めるためのイベントを行いました。(イベント内容については【イベント報告】フェアトレード従事者の頭の中~フェアトレードのウソ?ホント?~を御覧ください。)

インターネット上の情報、書籍からの情報、実際にフェアトレードを実践されている方からの情報、色々な角度から色々な話を聞くことで、自分の中でのフェアトレードに対する理解や考え方がまとまってきました。ですので最新のフェアトレードに対するSTONEの意見として再考記事を書くことにしました。

まず昨年に書いたフェアトレードラベルについての記事において、わたしはこのようにまとめています。

以上のように一通り調べてみて、供給過剰による価格下落や組合制度の弊害が、フェアトレードにとって大きな問題であるということが見えてきました。価格下落については、このままコーヒーやカカオの生産を続けて良いのか?また、大手に卸すがために大規模農家と取引をして供給量を増やす必要があるのか?という疑問が残ります。普通のコーヒー豆を生産して、「フェアトレードだから買って」というやり方では、最低保証価格があるとは言え、根本的な解決にはなっていないように見えるからです。

この考え方について、供給過剰による価格下落と組合制度の弊害とに分けて再考していきます。

フェアトレード産品(コーヒー・カカオ)の供給過剰による価格下落は本当か

結論から申し上げますと、フェアトレードと供給過剰は何も関係がありません。フェアトレードラベルは特にコーヒーの生産量を増やすことに寄与していないからです。なぜフェアトレードと供給過剰が結びついてしまったのかその誤理解の大元を思い出せないのですが、これらの間には何も関係はありません。なぜなら、フェアトレードラベルを付けて販売できるコーヒーは、現在の生産量に上乗せでフェアトレードコーヒーとして生産しされた産品なのではなく、元々生産されている産品の中からフェアトレード産品として販売しているだけだからです。もちろん、フェアトレード産品として販売されている産品はフェアトレードラベルの基準を満たしている産品ですから、ラベルがついていようがいまいが本質的にはフェアトレード産品なのですが、マーケットの需要量の小ささ故に、フェアトレード産品として販売できているのは生産量ベースで全体の数%にしか満たないのが現状なのだそうです。

組合内での搾取は存在するのか

次に、フェアトレードのおかしな真実で取り上げられていたような搾取ですが、これらはやはり存在するのだと思います。その割合がどの程度の大きいのかはわかりません。もしこのような事実が例えば50%以上の組合で起きているのだとしたら大問題です。一方で、このフェアトレードという活動が実際に現地で産品を生産している途上国の現場側の人々からも賞賛されているという事実もまた存在しています。今月末に行われる第8回フェアトレードタウン国際会議にも、現場から生産者の方々が来日されるそうです。

完全な監査を認証組織が実施することは不可能です。そのためには莫大なコストがかかりフェアトレード産品の販売価格が押し上げられてしまいます。フェアトレードラベル機関の方々は、効率的に現地の状況を精査できるようご尽力されているようですので、わたし個人としてはその動きを信じたいと思っています。

その他フェアトレードラベルについてよくある批判についての回答は、【イベント報告】フェアトレード従事者の頭の中~フェアトレードのウソ?ホント?~にてほぼ網羅されていると思いますので、御覧頂ければと思います。

STONEとしては、引き続きフェアトレードについて勉強していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ご教示頂ける方、一緒に勉強したいという方、いつでもご連絡ください。


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