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貧しさの測り方とは?

 2011年6月1日



みなさんこんにちは。
今日はSTONEブログ初、ゲストコラムでございます!

記念すべき第一回は、@laura_kaoriさんです。
立命館大学 国際関係学部 の 3回生。 国際協力関係に高校生の頃から携わっている方で、今回寄稿のお願いをさせてもらいました。 @Laura_kaoriさんの記事第一号である今回のテーマは「貧しさの測り方とは?」です。



—–

こんにちは。
@laura_kaoriです。

さて、突然ですが、
開発、国際協力などの活動を行なうのは、「助けたい/助けるべき」人がいるから、ではないでしょうか。

しかし、同時に全ての人に対して支援することはできず、一定の基準を定めることが必要になります。


貧しさの定め方

「1日当たり1ドル以下で生活している人々」

という言い方を聞いたことがある人は、多いのではないでしょうか。

これは、経済的な貧困を簡単に表わせる表現でした。
1日1ドル・・・と考えると想像しやすいですよね。

しかし、この基準を用いて支援をすることには、問題があります。

「1日1ドル以下の生活をしている貧困層の人々」が支援対象だとすると、
そのような人々が少しでも減ること=支援結果 となります。

そのためには、(特に政府などによる支援の場合に)
「あと少しで1ドル以上の生活ができる人」を支援することが効果的になってしまいます。

1ドル以下、というラインを引いてしまうことで、
0.1ドルで生活している人と0.9ドルで生活している人の差が見えなくなってしまいます。
そして、0.9ドルで生活する人を助ける方が、良い結果を出すことができるのです。

そしてもう一つの大きな問題は、
その人の収入だけで貧しさを計ることはできない、ということです。

新しい概念

そこで導入されたのが、「人間開発指数」というものです。

  1. 長寿で健康的な生活
  2. 知識・教育
  3. 経済的生活水準

の3つの側面に注目し、

  1. 出生時平均寿命: 平均寿命指数
  2. 成人識字率、小・中・高等教育の就学率: 教育指数
  3. 1人当たりGDP(購買力平価): GDP指数

この3つの指数を使って計算されます。

この指数を使うことで、経済的な貧しさだけでなく
教育福祉の面を考慮に入れることができます。

1日1ドル以下・・・だけでは測ることができなかった部分にも目を向けることができますね。
UNDPのサイトで各国の人間開発指数を見ることができます。


”精神的な豊かさ”?

マザーテレサは日本を「物質的には豊かだが精神的には豊かではない」と表現したり、
「国民幸福度」という概念が注目されたりしていますが、
精神的な豊かさ、幸せを測ることは大変難しいことではないでしょうか。

例えばサッカーができれば幸せな人がいれば、
教育を受けて学問を極めることに幸せを感じる人もいます。

もちろん教育も大切ですが、精神的な豊かさを重視するとサッカーができる環境を用意することが正解なのかもしれません。
そしてプロのサッカー選手になったら経済的にも豊かになることができるかもしれません。

・・・と考えると、本当に人それぞれだということが分かります。

現実的な基準は必要ですが、その人にあった支援が行なわれることが一番であり、
「個人」にアプローチした支援を行なうことが今のトレンドではないでしょうか。
まだまだ新しい基準も生まれていくと思います。

いつか、精神的な豊かさを測ることはできるようになるのでしょうか。


参考

国連開発計画



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