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NPOがコカ・コーラから学ぶべきこと -メリンダ・ゲイツ@TED

 2011年4月9日

みなさん、メリンダ・ゲイツをご存知ですか?ビル・ゲイツの奥さんですね。
彼ら夫妻がBill & Melinda Gates Foundationという支援財団を運営されていることは有名です。

今日はTEDというカンファレンスでメリンダ・ゲイツが披露したスピーチ、
What nonprofits can learn from Coca-Cola をご紹介しようと思います。


Melinda French Gates: What nonprofits can learn from Coca-Cola


途上国のどこにでもあるコカ・コーラ

彼女はたくさんの新興国に行ってきた中で、どこへ行っても現地の人々が持っているあるものに驚いたと言います。

それはコカ・コーラ。

「政府やNGOはワクチンやコンドームの流通に関してコカ・コーラの方法について学び応用すべきだ」というのが彼女の主張です。このスピーチではコカ・コーラのマーケティングにおいて重要なポイントが3つ挙げられています。それは、1.リアルタイムデータの集計とフィードバック、2.現地の起業家精神の人々の起用、3.素晴らしいマーケティングです。

1.リアルタイムデータの集計とフィードバック

コカ・コーラではリアルタイムデータを進捗評価に用います。
どの飲み物がどこでどのくらい売れているのかを随時チェックし、そこで得られた考察を商品開発やマーケティングに即座に反映させることができるわけです。
 
一方開発援助において、評価報告はプロジェクトの終わりに行われます。ですがこれでは利用するのに遅すぎるのです。コカ・コーラの1つ目の強みは、リアルタイムデータです。

2.現地の起業家精神の人々の起用

1928年にコカ・コーラはアフリカに進出したのですが、遠隔地まで普及するには時間がかかったようです。なぜなら先進国と同じやり方、大型トラックで配送するというものだったからです。

その後コカ・コーラは現地の人々が商品を買い、遠隔地で売っていることに気づきました。そこで1990年から、現地の人々を教育・少額の融資を行い、小売センターとしての役割を担わせました。そして人を雇いコーラを今までは手の届かなかった場所に売りに行かせたのです。3000のセンターで15000人が雇われています。

3.素晴らしいマーケティング

そもそも「コーラ自体の需要がある」ということがコカ・コーラのマーケティングにおける鍵を握っています。
需要があるものが売れるのは当然の摂理ですよね。

ではNPOの活動に生かすためにはどうすればよいのでしょう?
彼女は「憧れをいただかせるが重要だ」といいます。
商品が人々の理想的な生活を思い描かせることです。

一方開発援助の場合、憧れではなく回避がメッセージです。

・コンドームを使ってエイズを予防しましょう
・手を洗って下痢を防ぎましょう。

人々が何かを欲しがるとき、私達がその欲求を促す必要はないと思っていますが、それは間違いではないかと彼女は考えています。

最後に

いかがでしたか?
今日ここではエッセンスだけ抽出しました。

その他にも
・エチオピアでの医療改革のケース、
・コカ・コーラのワールドカップに合わせたキャンペーン、
・インドでの公衆衛生のためのトイレと結婚を合わせた活動、
などなど、おもしろい話がたくさんあります。

個人的には、彼女が時々口にする”it saves lives”というフレーズが耳に残っています。
世界をその目で見てきた彼女だからこそ、命を救うことの素晴らしさを人一倍実感しているのかもしれませんね。


参考




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