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ビル&メリンダ・ゲイツが2000万ドルを援助する栄養強化作物-Nature News より

 2011年4月24日

先週、ビル&メリンダ・ゲイツ財団が2000万米ドルのお金を栄養強化事業に援助するというニュースがありました。
当該記事Grants aim to fight malnutritionを和訳要約してご紹介します。

栄養不足改善を目的とした援助

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ビル&メリンダ・ゲイツ財団はアジア・アフリカの人々の栄養改善のための米とキャッサバに2000万米ドル近くの援助金をするそうです。


その援助金はフィリピンとバングラデシュのビタミンAに富んだ「ゴールデンライス」、ケニヤとナイジェリアのビタミンAや鉄分、タンパク質に富んだ「バイオキャッサバプラス」の開発やテスト、流通など促進するはずです。


途上国の栄養事情

豊かな国々では、人々は必要不可欠な栄養を含む多様な食べ物をたくさん食べることができますが、発展途上の国々人々は良質な食べ物を買うほどお金がなかったり、収穫できなかったりします。


貧しい国の人々、特に農家の人々は、自身で栽培している食べ物しか手に入れることができません。
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ビタミン・ミネラル不足は世界で20億人もの人々に悪影響を与えており、低所得国の死因の7%、病気の原因の10%を占めていると報告されています。

アジアの多くの地域では、人々は一日に摂取するカロリーの50%~80%をお米に頼っていて、7000万人のアフリカ人はキャッサバに頼っています。

栄養強化作物の今後

栄養が強化された穀物は栄養不足による病気や死をゆるやかに減少させるでしょう。いくつかの研究グループは豆、米、さつまいも、ピーナッツ、小麦、かぼちゃ、バナナなどでも栄養強化に努めています。

作物の栄養強化は人々の健康状況をきっと改善することができます。なぜなら、私たちは人々がすでに育てている持続的な食物を使っているからです。

「ゴールデンライス」は2013年にフィリピン、2015年にバングラデシュで承認されることが期待されています。「バイオキャッサバプラス」も2017年までには承認される予定です。

「私達がこれらの作物が安全だということを証明出来れば、子どたちの健康増進のためにお母さん方が使いたがらないわけがないでしょう。」と研究者側は述べています。

最後に

今回の栄養強化作物は遺伝子組換えなどによって作られる、所謂技術による貢献です。
途上国での活動における技術の「不可能を可能にする力」は非常に大きな力を持っているので、今後もこういった研究に対しての援助が行われていくことが大切だと私は思っています。

ただ、過去記事 (【スタディー】「貧困問題」などと言うけれど、実際には何が問題なのか①「食」編―『Dancing Skelton』より) でお伝えしましたが、子どもたちの栄養不足は単に食物が足りないということだけが原因ではなさそうです。

現地の現状を文化や慣習の観点からリサーチすること、製品をターゲットに届ける仕組みを作ること、なども必要なこと。多角的に物事を捉える視点は常に忘れないでおきたいですね。


引用

Grants aim to fight malnutrition – Nature News


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